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昨日カシュガルを発って、ウルムチで乗り継ぎ、深夜、四川省の成都に着いた。
空港近くのホテルで一泊して、今日の午後便で日本に帰る。
ウルムチへの機上からは、青い空を背に、うっすらと雪に覆われた天山山脈がくっきりと見えた。

今朝、ホテルの周りを散歩しがてら朝ごはん屋を探していたら、麺屋と肉まん屋を並びに見つけた。
迷った挙句、肉まんやで肉まんを買い、それを持って麺屋で牛肉麺を注文した。こういうことができるのがアジアのいいところである。
そして、さすがは四川。牛肉麺のスープは予想通り真っ赤っけだった。一口食べるとじっくりと煮込まれた牛肉が口の中でほろほろとくずれ、煮汁とスープがからむ具合が絶妙だった。肉まんもあることだし、小中大の小にしたのが、中にしとけばよかった。

空港からほど近い成都のホテルは1泊ツインルームが126元(2000円)。
ここへ来るほとんどの旅行者は一泊すると去っていくわけで、競争相手も多くなく、リピーターを確保するための努力も必要ない。いわば流作業をこなすのがこの手のホテルのやり方である。
要するにサービスのレベルは低くて当たり前なのだが、ここ「JS」というホテルは部屋が寒いということ以外は割と快適である。寒暖差の激しい大陸性の気候を考えると、値段からしてそれもある程度は仕方ないのかもしれない。
ホテル側もこの時期の部屋の寒さを知っているのだろう。イスの上には毛布が積んであって、僕は一枚を敷き、二枚を布団の上にかけたが、それでもまだ十分ではなくフリースを着込んで寝た。
しかし、この旅の一連の寒さは、帰国後に家族と温かい食事を囲んでゆっくり過ごす楽しみを増幅させる演出だったのだと考えることもできる。

来年もみなさまにとって麗しい一年になりますよう。
今年もお世話になりました。


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