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1年半ぶりにバンコクに来ている。
月刊誌でアジアの食べ物記事の連載をやっていて、それのネタ探しという名目だが、要するに食べて飲むために来たようなものである。

バンコクには北京留学時代の友人夫婦が住んでいて、いつも気軽に泊めてくれるので、今回もお世話になることにした。
成田からの便が着いたのが予定より少し遅れて22時45分。イミグレを抜けて到着ロビーに出ると23時15分になっていた。この時間だとエアポートリンクはまだあるのだが、その先のBTSに乗れない。

最近海外にでるときはシムフリーのiPhonを持って行き、現地でトラベラーSIMを使うようになった。日本でWi-Fiルーターを借りていくこともあるが、それよりは数段安く、安定性も良くなってきている。空港に通信会社のカウンターや自販機があることを事前に確認しておけば、到着直後からインターネットがサクサク使えるというわけである。
というわけで、到着ロビーでSIMカードを購入し(4GB、8日間有効、299バーツ)、タクシーの中からLINEで奥さんに電話した。
「0時前には着けると思うんだけど」
「軽く飲みに行く?近くに4時までやっている店があるのよ」
「旦那は明日仕事やし、あなた、学校でしょ?」
奥さんは50歳を超えているが、タイ生活を満喫するべく積極的にタイ語を学んでいる。
「まぁ、せっかくだし」
「ありがたい」

そんなわけで、今夜は寝るだけと思っていたが、さっそくタイ料理とビールにありつくことができた。ふたりはこうなることを見越して夕食は軽めにしておいたらしい。強者夫婦である。
深夜に始まった酒盛りはしばらくして場所を友人宅に移し、結局午前4時まで続いた。

翌朝、青い顔をした二人を見送り、もう一眠りしたあと、「僕もちっとは仕事せにゃ」とばかりに取材がてら、カメラバッグを担いで遅めの朝ごはんを物色しにBTSでお目当の町を目指した。
もつべきものは友達である。

 


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