新年が明け、はやひと月が過ぎた。
例年どおり第2週あたりからぼちぼち仕事が動き出したのだが、今年はちょっと変わった仕事初めだった。
よく一緒にアジアに出かける旅行作家の下川裕治氏と、大先輩のカメラマン阿部稔哉さんと僕の三人が、東武スペースワールドに行って鼎談をする、という朝日新聞の企画である。
朝8時。僕ら三人と、カメラマン、ライター、担当編集の総勢6人が浅草駅に集まり、特急に乗り込んだ。
ガラガラの車内では出発早々からインタビューが始まり、着くころにはほぼ話終えてしまった。
http://www.tobuws.co.jp
東武ワールドスクエアについてはHPに詳しく紹介されているが、簡単にいうと、世界の名所(21カ国102点)がミニチュアで展示さるているアミューズメントパークである。これまでに国内外で見たことのあるものもたくさんあり、僕らは寒空の下、「おー」とか「へー」とか言いながら園内をくまなく見て回った。
すべてのミニチュア作品が、本物のの1/25サイズでできており、たとえば、東京スカイツリーと台北101とピラミッドの大きさを一目で比較できるというのがなかなかに面白かった。
ひととおり見学したあと、エントランスにあるレストランに入った。
僕はナポリタンをたのんだのだが、僕より10歳ほど上の阿部さんも、今年65歳になる下川さんも、大盛の「ピラミッドカレー」をペロリと平らげた。
頑丈な胃袋がないと旅の達人にはなれない。
この記事は近日中に朝日新聞ウェブサイト「クリックディープ旅」に掲載される予定である。そのときはまたこのブログで告知させていただきたい。
日帰りではあったが、世界の名所を見ながらカメラマンとしての旅を振り返る、良い旅だった。
そういえば、東武ワールドスクエアではないが、中国の北京に同じような施設が中国にあり、そこを舞台にした日、中、仏の合作映画「世界」(監督:ジャ・ジャンクー)という名作があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/世界_(映画)
以下、カメラマンの高嶋さんからいただいた写真も。